- 2021年3月13日
- 高円寺店
Appleが取得した2つの特許
モバイル修理センター高円寺店です!
現地時間2021年3月11日にAppleが、米国特許商標庁(USPTO)にてiPhoneなどのデバイスに搭載されたバッテリーが膨張した場合に検知する機構や、金属筐体を採用したより大きなバッテリーを搭載する特許を取得しました。
取得した理由は安全性からか
AppleInsiderによれば、リチウムイオンバッテリーの筐体を小さくしすぎると、Samsung Galaxy Note 7で発生したようなバッテリーの膨張と破壊を招く危険があるとのことです。Samsungは過去に端末の発火事件が起こっています。。バッテリーの小型化を実現するには、バッテリーの膨張にも気を配る必要があるようです。小さいほど密が集まって爆発するようなイメージでしょうか。バッテリーは大きいほど容量がありますが大きいほど小さいというのが現状では難しい状況です。それらを解消し得る特許を、AppleがUSPTOにて取得しました。
Appleが取得した2つの特許
1つ目の特許では、既存のバッテリーから、金属筐体を持つバッテリーにすることで、他の部品がバッテリーに接触しても破損する可能性が低くなると説明されています。他の部品と近接させて配置することが可能になれば、バッテリーのサイズをぎりぎりまで拡大できるため、バッテリー容量増加につながるようです。
バッテリーは刺さると煙を出すので接触を避けるのは確かにリスクが減ります。FLG1の既存バッテリーからFLG2のバッテリーへと変えるのが1つ目です。
2つ目の特許には、バッテリーが膨張した場合に検知するアイデアが記されています。
バッテリー筐体とデバイスの本体フレームとの間にコンデンサーを配置し、両者の距離が縮まった場合の静電容量の変化をモニターすることで、膨張を検知しようとするものです。 それ以外にも、接触や圧力を検出するセンサーを用いるなどし、バッテリー膨張の検知に役立てようとする内容が記述されています。
これらの特許を搭載したデバイスが登場するか不明ですが、実現した場合は駆動時間の延長と安全性の向上が両立されると期待されます。
参考元:https://iphone-mania.jp/news-353670/